本セッションでは、 コロナ禍におけるライブ・エンタテインメントのあり様をテーマとする。
新型コロナウイルスの影響により、 入場料が必要な舞台や音楽コンサート、スポーツなどイベントの中止や延期は
今年2月から来年1月までの1年間で約43万2000件、損失は年間市場規模の77%にあたる約6900億円と
推計される 。加えて、 開催済み・開催予定・中止延期情報に基づいて試算 された フェス市場規模(チケット売上推計総額)は
2019 年の 1 割程度の水準に落ち込むと みられる。 代替 する 選択肢としての「オンラインライブ配信」が勃興する今もなお、
ライブ・エンタテインメント産業における収益の根幹はイベント興行 である。コロナウイルスの影響による観客数の制限下で、
ライブコンサートをどのように成り立たせていくのか、そして、ライブコンサートを行う 「 場 」 としての
スタジオ や アリーナは 、 どのような機能・設備を備え、どのような 対応をしていかなければならないのか。
今回は、開業したばかりのMM ぴあアリーナを事例に、インフラ側であるぴあ様とライブコンサートという
コンテンツを提供する側のプロモーター、それぞれの思いやウィズコロナ時代における施策に迫る。
企画協力: ECSA(一般社団法人Entertainment Committee for STADIUM・ARENA)