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2020.10.08コンファレンス B-5「ウィズコロナ時代のeスポーツと地域活性化」への質問に回答します!

B-5「ウィズコロナ時代のeスポーツと地域活性化」

視聴者の方々から、寄せられたご質問に登壇者より、質問回答が届きました。


Q. eスポーツはプロ、ゲームは一般という境界線がまだ根強いように感じます。
  そのあたり、今後のeスポーツを日本に根付かせていく意味で、
  どういった取り組みや周知が必要になると思いますか?

A.(梁瀬氏:株式会社NTTe-Sports 顧問)
少年野球があり、甲子園があり、大学野球、都市対抗野球があり、プロ野球がある、
というリアルなスポーツの世界と変わりはないと思っています。
eXeFieldAkibaではEスポーツ企業対抗戦のようなイベントが頻繁に開催されるようになりました。
サードウェーブさんが主催でまだ200校足らずですがEスポーツ高校選手権も開催されています。
そして日本にはEスポーツプロ選手がまだ200名足らずです。

我々はもっともっと活躍されているゲーマーのその中から
プロを目指す選手が増えるように様々なイベントや機会を増やしたいと思っています。
もっと沢山の皆さんに注目されるようにして、
沢山の輝く選手が地方から沢山出てくるように努力してゆくつもりです。

 

Q. 華やかではありますが、
  上位のプレイヤーによるハイレベルなe-Sportsのみでは
  本分野の裾野の拡大は限定的なのではないかとの指摘があろうかと思います。
  そういった指摘についてはいかがお考えでしょうか。

A.(中川 様:株式会社JTB総合研究所 コンサルティング事業部 交流戦略部 研究員)
確かにテレビのニュースなので見かける
ハイレベルなeスポーツだけでは市場拡大は難しいかとおもいます。
そのためスポーツ産業と同様ですが、
「するeスポーツ」と 「みるeスポーツ」 を分けて考える必要があるかと思います。
例えば野球であれば、多くの人は実際にプロを目指すわけではなく娯楽としての野球を楽しんでおり、
「するスポーツ」としての草野球と「見るスポーツ」としてのプロ野球に自然とわかれています。
それと同様にeスポーツに関しても、
実際に娯楽として楽しむeスポーツとプロの技を見るeスポーツのそれぞれを成長させていくことが重要であり、
それぞれの楽しみ方ができる場所をつくることが重要であると思います。